硬度、強度、破壊靭性など安全性と信頼性に応える検査を随時行い、より優れた製品作りに努めています。ミクロの世界に挑む有孔度もCIS規格に基づく高精度の検査をクリアしています。

超硬合金の硬度は、ロックウェルとビッカースの2通りの表示が用いられますが、ロックウェルA(HRA)が一般的です。WC-Co超硬合金の場合はCo量が増すにつれて硬度は低下し、WC粒度が大きくなるにつれて同様に硬度は低下します。また、高温硬度については、温度が上昇するに従って低下する傾向を示します。
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これは、測定方法が簡単であり、超硬合金の強度を見る方法として、最も一般的に用いられています。本法はCIS026に基づく3点曲げ試験であり、図に示すようにCo量の増大と共に抗折力は高くなりますが、15%Co近傍で最大値を示した後は低下する傾向を示します。
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超硬合金は優れた圧縮強度特性を有しています。図にCo量とWC粒度の関係を示していますが、4~5%Coにて6GPaを越える圧縮強度を示し、Co量の増大と共に強度は低下します。同様にWC粒度が大きくなる程、強度は低下の傾向を示します。
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靭性とは破壊に要したエネルギーとされ、シャルピー衝撃値等が用いられてきました。しかし、近年は応力拡大係数(Kic)と呼ばれる破壊靭性値が重要視されつつあります。これは、試験片にクラックをつくっておき、この試験片に外力を加えて破断させます。
この時にクラックの伝播から破断に至るまでに要したエネルギーを破壊靭性(Kic)として用います。破壊靭性は粘り強さの尺度と解釈でき、この値が大きい程クラックは伝播しにくいことになります。図に示すようにCo量が増大するにつれてKicは大きくなり、またWC粒子が小さくなるにつれてKicは小さくなる傾向を示します。
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超硬合金はヤング率(縦弾性係数)が高く、鋼の2~3倍の値を示します。これは、構造材料として重要な特性であり、図に示すようにCo量の増加と共に低下する傾向を示します。
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超硬合金の使用環境下において温度変化が生じる場合には、熱膨張率を考慮する必要があります。しばしば見られる例として、鋼とロー付け等の際に発生する割れがあり、これは熱膨張率が鋼の1/2~1/3と低いことによります。図に示すようにCo量の増加につれて熱膨張率は増大する傾向を示します。
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